【簡単】Raspberry Pi (Zero WH) を使い始められるようににセットアップする

【簡単】Raspberry Pi (Zero WH) を使い始められるようににセットアップする

Raspberry pi

公開: 2019-08-08

更新: 2019-09-16

こんにちは、お読みいただきありがとうございます。 ケン(@gootablog)です。

先日「Raspberry Pi Zero WH」を購入したという記事を書きました。

-> 初めてRaspberry Pi Zero WHを購入。動かすのに必要なのはこれ

よしRaspberry Piは買った。次は何をすればいいかというとセットアップです。

今回はセットアップの方法を解説しますが、デバイスがZero WHということもありSSH接続のみで操作するやり方になります。ぜひセットアップの参考にしてみてください。

Raspberry Pi Zeroじゃなくてもほとんど設定は同じだと思うので他のデバイスの方もぜひ参考にしてみてください。

バージョンとか

PC: Mac(v 10.14.6)
Raspbian: Raspbian Buster Lite (v July 2019)

SDカードをフォーマット

SDメモリカードフォーマッター – SD Association

このサイトからフォーマッターをインストール。

PCにSDカードを指してクイックフォーマットをする。

os インストール

まずPCにRaspbianをインストール。今回はGUIを使用しないのでRaspbian Buster Liteを選択。

PCにインストールしたら、フォーマットされたSDカードに書き込む。balenaEtcherというGUIツールを使ってSDに書き込んだほうがいいよとの記述があったのでそれを使う。

Installing operating system images – Raspberry Pi Documentation

balenaEtcher – Home

これを使って書き込む。難しい操作などは必要ないので簡単に書き込めます。

SSHをオン

インストールができたらSDカード内にSSHを有効にするファイルを作成する。

boot直下にsshというファイルを作成するだけ。

$ cd /Volumes/boot
$ touch ssh

Wi-Fi設定

Raspberry PiをWi-Fiにつなぐための設定をする。

boot直下にwpa_supplicant.confというファイルを作成してSSIDの設定を書き込む。

$ cd /Volumes/boot
$ vim wpa_supplicant.conf

以下のテキストを書き込む。

※ここで注意したいのがRaspberry PiをWi-Fiに接続するには2.4GHz帯域のアクセスポイントじゃないとダメ

# wpa_supplicant.conf

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP

network={
        ssid="接続したいSSID"
        psk="SSIDのパスワード"
}

Raspberry Pi を起動して接続

SDカードをRaspberry Piに差して、microUSBとつなぐと起動する。

このタイミングでssh接続をするとRaspberry Piの中に入ることができる。

$ ssh pi@raspberrypi.local
# password: raspberry

パッケージ、OSの更新

接続はできたのでここからは細かい設定をしていく。

パッケージの更新。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get dist-upgrade

ファームウェアの更新

$ sudo apt-get install rpi-update 
$ sudo rpi-update                 
$ sudo reboot    

raspberri pi の設定

raspi-configで基本設定

このコマンドを実行。

$ sudo raspi-config

選択肢が出てくるのでまずLocalisation Optionsを選択して

  • locale -> en_US.UTF-8 UTF-8
  • timezone -> Asia Tokyo
  • wifi country -> JP

に変更。

Change User Passwordを選択してパスワードを変更。

Network Optionsを選択してホスト名を変更(変更したホスト名の適用はsudo reboot実行。

日本語フォントのインストール

日本語使わないけど念の為インストール。

$ sudo apt-get install fonts-ipaexfont

vim インストール

$ sudo apt-get install vim

ユーザー設定

rootのパスワード設定。

$ sudo passwd root

ユーザー追加

※ユーザー設定はサーバー運用しない限りやらなくてもいいかも(20190916追記)

$ sudo adduser [username]

piユーザーをsudoグループから外す。

$ sudo gpasswd -d pi sudo

piユーザー削除

$ sudo deluser -remove-home pi

公開鍵認証で接続できるようにする

@local

鍵作成。

# local
ssh-keygen -t rsa

ssh configファイル作成。

# config
Host raspizerowh
    HostName    raspberrypi-zerowh.local
    User        pi
    Port        22
    IdentityFile ~/.ssh/private/raspberrypi/zerowh_id_rsa
    IdentitiesOnly yes

@raspberrypi

新規作成したユーザーのhomeディレクトリで.sshディレクトリを作成。

$ mkdir .ssh
$ chmod 700 .ssh
$ cd .ssh
$ vim authorized_keys #localで作成した秘密鍵をペースト
$ chmod 600 authorized_keys

sshd_configの修正。

$ sudo vim /etc/ssh/sshd_config

3箇所を変更する。これで秘密鍵、接続情報を知っているユーザーと同じWi-FiつないでいるPCでしか接続できないようになる。

# sshd_config

# rootログインの禁止
#PermitRootLogin prohibit-password
↓
PermitRootLogin no

#authorizekeysfileの指定
#AuthorizedKeysFile    .ssh/authorized_keys .ssh/authorized_keys2
↓
AuthorizedKeysFile  .ssh/authorized_keys 

#passwordログインを禁止
#PasswordAuthentication yes
↓
PasswordAuthentication no

sshd再起動。

 $ service sshd restart
 ```

接続できるか確認(設定が間違っていると締め出されるので、ログイン状態のターミナルの他に新しいウィンドウを開いてログインを試す)

[[toc]]

## zsh install

install&デフォルトのシェル設定。

```shell
$ sudo apt-get install zsh
$ which zsh
# -> /usr/bin/zsh
$ chsh
# パスワード入力して /usr/bin/zshをペースト。

git install

$ sudo apt-get install git

自分のdotfilesをインストールして設定完了

後は操作しやすいようにカスタマイズをするなり、自分のdotfilesをcloneして設定すればOK。

おわりに

これでセットアップは完了です。ここからは自分のやりたいようにいじっていきましょう!

参考

-> Raspberry Pi Zero Wをディスプレイやキーボードなしで初期設定、Wi-Fi接続